12月16日(土)「令和5年度北斗サタデーフォーラム」が行われました。
当日は、中学生30名、その保護者44名、中学校教諭など21名の合計95名が来校しました。通信制の生徒2名が開会・閉会の司会を行いました。
第1部は北斗高校の生徒による体験発表(50分)、第2部は、第1部の発表者3名の他、本校卒業生及び、NHK学園に在籍している方の5名でフォーラムを実施しました。
開始前や休憩時間、終了後に、本校中間年次2年目の生徒が「総合的な探究の時間」内の地域課題解決プログラム「あおもり創造学」で制作した壁新聞(ポスター)「テーマ『不登校』の対応・予防策」を掲示し、観覧していただきました。
中学生・保護者からは「不安な気持ちが軽くなった。」「希望が見えてきた。」という感想が多く見られ、第1部、第2部共に好評でした。
本校生徒にとっても大変有意義な行事となりました。
*参加者アンケートについて
①活動内容の5段階評価
参加者 「満足」65% 「やや満足」27%
本校生徒 「満足」60% 「やや満足」20%
教職員 「満足」71% 「やや満足」29%
②感想、要望等
1)参加者:・生徒の皆さんの過去の辛い経験や今思う事を聞けてよかったで
す。一生懸命話してくれてとても感謝します。今自分が子供に
対してしている事が間違っている事、改めて実感しました。き
ちんと寄り添えるよう努力しなければと思いました。参加して
本当に良かったと思います。ありがとうございました。
・不登校体験のお話しは共感できることもありました。頑張って
話して下さりありがとうございました。
・3人の方のお話を聞いて、不登校だった過去の事をしっかりと
受け止めて、これから先のことについてしっかりと選択してい
る事、周りからのアドバイスなど素直に聞いてやってみたい事
にチャレンジされている事に感動しました。
大勢の人の前で発表するだけでも大変な事なのに勇気ある行動
に、少しでも多くの方が共感できたり、一歩を踏み出したりす
るきっかけになった事と思います。ありがとうございました。
・サタデースクールに続き、2回目の参加です。不登校の中1の
息子はやはり参加してくれませんでした。でも、母としては、
不登校を経験した方たちの体験談は胸につまるものがあり、涙
なくては聞くことができませんでした。きっかけなどを人前で
話すことは辛いし難しいことだと思います。特に、卓球をがん
ばっている子の話で、不登校を恥ずかしいと思い、過去を払拭
できず今現在も葛藤していること、前の学校でつらい経験をし
て北斗の通信に入学した子とお母さんの話など、心に響きまし
た。真ん中の男の子は途中言葉につまり、沈黙がありましたが
会場のお母さんはみな「いいんだよ、がんばれ」とあたたかく
見守る一色だったと思います。すぐに体裁を整えたりせず、本
人の言葉を静かに待つ会場の雰囲気もよかったです。
2)本校生:・皆、中学の辛い経験を発表できていて成長しているんだなと感
じた。また1人の発表を聞いて泣きそうにもなった。
・今回初めて参加しましたが、皆凄く色々話してくれていて聞い
ていると凄く学べることがたくさんあってとてもいい時間でし
た。
・自分が中学生の時と似たような悩みを抱えている人がいて、少
しでも助けになれたならいいなと思った。
・少しぐだぐだになっていたが、それも魅力の一つなのかなと気
付いた。皆さんの話の内容がよく耳に入り、思考の幅が広がっ
たと思う。