今年度の「北斗サタデーフォーラム」には、中学生とその保護者、教育関係者など、約70名の参加者があり、3部形式で行われました。
第1部は、「壁新聞が出来るまで」と題して、生徒たちが不登校について調べた内容を壁新聞にまとめるまでの過程について、担当教員から説明がありました。「不登校」という社会問題に対して各グループが不登校対応策の「どの部分」に焦点をあて、どのような切り口で向き合ったかなどの事例が説明されました。その後で、3人の発表者が「社会的自立のための居場所」「不登校に向き合う親子の本音」などのテーマや思いを語りました。
第2部では、スクールソーシャルワーカーの金澤さんがファシリテータとして、4人の発表者から「中学校時代に不登校を経験して苦しかったこと」や、「高校に入学して前向きに学校生を送れるようになったこと」などを質疑応答の中から引き出してくれました。
第3部では、参加者と発表者とのパネルディスカッションが行われました。参加者からは、「(不登校時に)親にしてもらってうれしい事、辛かった事は何か」、「アルバイトについて」「クラスの様子はどうか」などの質問が寄せられました。
参加者の保護者からは、「不登校だった生徒さんの言葉が聞けて、とても参考になりました」「子どもに寄り添い、干渉し過ぎず、コツコツ前を向いて行こう」「親の立場で聞かせてもらいました」などの声が寄せられました。また、中学生からは、「自分と同じことで悩んでいる人たちがたくさんいることがわかり、心が軽くなりました」という声が多くありました。