実施の様子

R7 第1回北斗サタデースクール(令和7年7月5日)

受付終了後、本校生徒が中学生を出迎え、全体会会場の体育館まで案内しました。
 13時30分の全体会では生徒が司会を行いました。中学生は3会場に分かれて本校生徒との交流会に参加し、保護者は前半の時間に活動を参観しました。活動前にはアイスブレークを行うことで、各自の緊張がほぐれていました。

 デザイン・創作系ではイラスト活動やミサンガの作成を行い、デザイン等を工夫し、和やかな雰囲気で集中して取り組んでいました。ゲーム系ではUNOやトランプのルール確認を丁寧に確認しながら楽しく行っていました。運動系は体育館で、卓球とバドミントンをゲーム形式で行いました。暑い中、時間いっぱいまでエネルギッシュに取り組んでいました。

 懇談会は中学生の保護者、学校関係者37名が参加し6教室で行われました。今年度は本校在校生も参加し、本校の学校協議委員がファシリテーターを担当しました。「現役の北斗高校生徒の体験談を聞けて参考になった」「ファシリテーターの進行がスムーズで話がしやすかった」という意見が寄せられました。

 どの活動も生徒が主体的に進行を進め、限られた時間の中でそれぞれの役割を確認し責任を持って行っていました。積極的に中学生に声掛けを行うことで「高校生が積極的に声をかけてくれて嬉しかった」「みんな優しくて楽しかった」という声をたくさんいただきました。

令和6年度 サタデーフォーラム

 今年度の「北斗サタデーフォーラム」には、中学生とその保護者、教育関係者など、約70名の参加者があり、3部形式で行われました。
 第1部は、「壁新聞が出来るまで」と題して、生徒たちが不登校について調べた内容を壁新聞にまとめるまでの過程について、担当教員から説明がありました。「不登校」という社会問題に対して各グループが不登校対応策の「どの部分」に焦点をあて、どのような切り口で向き合ったかなどの事例が説明されました。その後で、3人の発表者が「社会的自立のための居場所」「不登校に向き合う親子の本音」などのテーマや思いを語りました。
 第2部では、スクールソーシャルワーカーの金澤さんがファシリテータとして、4人の発表者から「中学校時代に不登校を経験して苦しかったこと」や、「高校に入学して前向きに学校生を送れるようになったこと」などを質疑応答の中から引き出してくれました。
 第3部では、参加者と発表者とのパネルディスカッションが行われました。参加者からは、「(不登校時に)親にしてもらってうれしい事、辛かった事は何か」、「アルバイトについて」「クラスの様子はどうか」などの質問が寄せられました。
 参加者の保護者からは、「不登校だった生徒さんの言葉が聞けて、とても参考になりました」「子どもに寄り添い、干渉し過ぎず、コツコツ前を向いて行こう」「親の立場で聞かせてもらいました」などの声が寄せられました。また、中学生からは、「自分と同じことで悩んでいる人たちがたくさんいることがわかり、心が軽くなりました」という声が多くありました。

令和6年度 第2回北斗サタデースクール

 当日の参加者は、中学生37名、保護者37名、北斗生39名でした。保護者対象懇談会は北斗教員4名、本校SSW1名、評議員(SC)1名、北斗保護者8名(卒業生保護者1名含む)、卒業生3名で運営しました。体調不良者もなく、無事に全ての活動を行うことができました。
 本校では初めて参加する生徒もいましたが、前回から参加している生徒が多く、グループ活動の運営は前回よりスムーズでした。また、中学生へ声をかけたり、対応する様子も慣れてきたようでした。自信を持って活動している生徒が増えたように見受けられました。
 中学生と保護者のアンケートからは「北斗の生徒が明るく優しく対応していた」「優しく声をかけてくれ安心して参加できた」「北斗の生徒が主体的に活動をリードしていた」等の意見が多く、概ね好評でした。
 今年度「あおもり創造学」で壁新聞に取り組む時間を増やした結果、内容が充実しているものが多くありました。中学生は閲覧の時間が短く、書かれた意見は少数でしたが、「新聞を読んで安心した」「見やすくまとめられていた」といった内容がありました。保護者の壁新聞に対する感想では「自分の不登校の経験を乗り越えて書いている」「詳しく調べられている」「不登校に対する見方が変わった」などのたくさんのご意見をいただきました。
 懇談会は会場を1つ増やし6グループにしました。1グループ当たりの保護者の人数を4~5人程度にして行い、参加者が発言できる機会を増やすことができました。 

令和6年度 第1回北斗サタデースクール

 7月6日(土)13時30分の全体会からスタートしました。中学生は3会場に分かれて本校生徒との交流会に参加し、保護者は前半の時間に活動を参観しました。ゲーム・創作系では、前半はカップスの演奏、中学生に対する実技指導を行い、後半は、総合実践室でイラスト描き、折り紙の創作を行いました。ゲーム系では、3階講義室で、前半と後半で種目を変えてトランプゲームを行いました。運動系は体育館で、卓球とバドミントンをゲーム形式で行いました。最後に各グループで、中学生と「お別れの会」を実施しました。

 懇談会は中学生の保護者34組が参加し5教室で行われました。中学生の保護者からは、「学力が不安だ」「高卒後の進路が不安だ」という現在の心境が話されました。それに対し、現役生徒の保護者、卒業生が自分の経験を踏まえ応答してくれました。

 中学生の参加者アンケートには、「高校生の人たちが皆優しく話しかけてくれて、楽しく活動できた。」という意見が多数寄せられました。今回参加した本校生徒は、事前の準備段階から休むことなく積極的で、「中学生を楽しませよう」、「中学生のために」というボランティア精神が随所にみられました。

令和5年度 北斗サタデーフォーラム

 12月16日(土)「令和5年度北斗サタデーフォーラム」が行われました。
 当日は、中学生30名、その保護者44名、中学校教諭など21名の合計95名が来校しました。通信制の生徒2名が開会・閉会の司会を行いました。
 第1部は北斗高校の生徒による体験発表(50分)、第2部は、第1部の発表者3名の他、本校卒業生及び、NHK学園に在籍している方の5名でフォーラムを実施しました。
 開始前や休憩時間、終了後に、本校中間年次2年目の生徒が「総合的な探究の時間」内の地域課題解決プログラム「あおもり創造学」で制作した壁新聞(ポスター)「テーマ『不登校』の対応・予防策」を掲示し、観覧していただきました。
 中学生・保護者からは「不安な気持ちが軽くなった。」「希望が見えてきた。」という感想が多く見られ、第1部、第2部共に好評でした。
 本校生徒にとっても大変有意義な行事となりました。